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目次

基本情報 Edit Edit

戦闘通常プロフィール
AMX40試作型_Battle.pngAMX40試作型_Normal.png名前AMX40試作型
正式名称Char de Cavalerie
AMX40 (prototype)
レアリティレアリティ_3.png
兵種中戦車
出身イシー=レ=ムリノー
学院
CV陽向葵ゅか
所属学連学連_王立白薔薇学連.png王立白薔薇学連
SDキャラ
AMX40試作型_SD.gif
DOLLS詳細
新興のイシー=レ=ムリノー学院出身のAMX40は訓練を完璧にこなし、淑女としての身のこなしも、戦場での戦い方も一通りしっかり身に付けている。
しかし、彼女が本当にプロフィール通りの優等生だったら、王立白薔薇学連は彼女を手放しはしなかっただろう。/n列装管理局の評価によると、彼女は素晴らしい潜在能力を持っているが、心理的な問題でパニックになりやすいという問題を抱えている。
その繊細すぎる精神が祟って、彼女は本来のパフォーマンスを発揮できずにいた。この手のかかるDOLLSを立ち直らせるのかは、代理人の手腕にかかっていると言えよう。
入手方法
形態場所備考
DOLLS兵装管理局ピックアップガチャ【敗北と向き合う勇気】(2023/9/7 ~ 2023/9/21)
常設召集】(常設)
常設召集ピックアップ】(2024/4/4 ~ 2024/4/18)
常設召集ピックアップ】(2024/11/14 ~ 2024/11/28)
情報構成体情報交換所軍備交換(常設)
装甲列車情報箱
ドロップマップ現在なし
兵装機体改造形態切替:AMX40試作型 → AMX40
ステータス
Lvジョブ耐久装甲機動対地対空命中貫通会心補正会心ダメ幸運反応
1ポジションスキル_遊撃型_新.png
遊撃型
Lv.1
641034859-765317%160%2744
MAX420320156388-25218017%160%9244
1ポジションスキル_遊撃型_新.png
遊撃型
Lv.2
MAX
1ポジションスキル_突撃型_新.png
突撃型
Lv.1
64993865-815517%150%2744
MAX420316146394-25718217%150%9244
1ポジションスキル_突撃型_新.png
突撃型
Lv.2
MAX
1ポジションスキル_防衛型_新.png
防衛型
Lv.1
641232359-865317%150%2744
MAX420340131388-26218017%150%9244
1ポジションスキル_防衛型_新.png
防衛型
Lv.2
MAX

※MAX値は初期武装、アズバン石なし、全機体改造済、★6のもの。

各種データ Edit Edit

小隊情報 Edit Edit

脅威度遊撃型突撃型防衛型
脅威度_低.png 1脅威度_中.png 4脅威度_高.png 7
意識容量6
アクションポイント(AP)3
CP回復ポイント1
初期小隊数2

ポジションスキル Edit Edit

固有スキル所持ジョブ使用形態射程APCP威力効果詳細
ポジションスキル_スキル_固有.png
マシンアンカー
ポジションスキル_遊撃型_新.png
遊撃型
戦闘アイコン_形態_移動.png
移動
3~315100%前方3マス目にある敵陸上ユニット1小隊に攻撃を行う。
攻撃を行ったあと、目標を2マス前進させ、
自身の【装甲】が目標の【装甲】の2倍より高い場合、
目標に【停止】状態を付与する(1ターン);
そうでない場合、目標に【拘束】状態を付与する(1ターン)。
ポジションスキル_突撃型_新.png
突撃型
戦闘アイコン_形態_移動.png戦闘アイコン_形態_固守.png
移動・固守

各ジョブのポジションスキル一覧

パッシブスキル Edit Edit

名称効果詳細取得タイミング
対軽型特攻・地自ら軽型陸上ユニットに攻撃を行う際、自身の【対地火力】をアップ(10%)。47mm SA35 装備時
47mm SA35+測距儀 装備時
目立つ塗装自身の【脅威度】を小幅アップ。アスター4気筒発動機 装備時
アスター6気筒発動機 装備時
卓球の名人
Lv.M
作戦開始時、自身の【装甲】をアップ(8%/永続)。自身は常に【警戒】状態を維持して、
前方1マス内の陸上ユニットの【貫通】がAMX40の【装甲】より低い場合、
相手に後手で反撃警戒攻撃を行う。警戒攻撃は無限に行える。
機体改造により開放
理論値の時速
Lv.M
作戦開始時、自身の【機動】をアップ(8%/永続)。
自身が行動する前に、後方1マスに味方軽型陸上ユニットが存在する場合、
自身が1マス前進。
機体改造により開放
ゆるキャラ
Lv.1
前方1マスに存在する敵陸上ユニットが攻撃を行った時、
その敵ユニットの【対地火力】をダウン(AMX40の【幸運】の70%)。
性能突破により開放(星4)
ゆるキャラ
Lv.2
前方1マスに存在する敵陸上ユニットが攻撃を行った時、
その敵ユニットの【対地火力】をダウン(AMX40の【幸運】の100%)。
性能突破により開放(星5)
ゆるキャラ
Lv.M
前方1マスに存在する敵陸上ユニットが攻撃を行った時、
その敵ユニットの【対地火力】をダウン(AMX40の【幸運】の130%)。
性能突破により開放(星6)

武装 Edit Edit

武装_武器.png
武器
改装武器名反応対地対空貫通命中スキル
改装前47mm SA354458-5336対軽型特攻・地
改装後47mm SA35+測距儀4458-5340対軽型特攻・地
武装_装備.png
装備
改装装備名耐久機動装甲スキル
改装前アスター4気筒発動機6338103目立つ塗装
改装後アスター6気筒発動機6342103目立つ塗装
武装_新弾種_陸上1_通常弾.png
弾種
改装弾種名会心幸運命中スキル
改装ナシ弾種_通常弾.png通常弾17%2740-

性能突破 Edit Edit

レアリティ_3_1.png
初期レアリティ
レアリティ_3_2.png
★4
レアリティ_3_3.png
★5
レアリティ_3_4.png
★6
耐久値+28+44+58
対地火力+27+42+57
装甲値+26+38+50
機動+14+20+27
命中+22+34+43
貫通+16+24+32
幸運+9+13+17
取得スキルゆるキャラ
Lv.1
ゆるキャラ
Lv.2
ゆるキャラ
Lv.M

総評 Edit Edit

固有スキル Edit Edit

《マシンアンカー》

AP1・CP5・威力100%

パッシブスキル Edit Edit

《卓球の名人》

《理論値の時速》

《ゆるキャラ》

人格拡張 Edit Edit

運用考察 Edit Edit

その他 Edit Edit

特殊スキン Edit Edit

小ネタ Edit Edit

【DOLLS紹介】

中戦車「AMX40試作型」

CV:#陽向葵ゅか
イラスト:青空Kamiya(@aosorakamiya)

「素晴らしい潜在能力を持っているが、心理的な問題でパニックになりやすいという問題を抱えている。その繊細すぎる精神が祟って彼女は本来のパフォーマンスを発揮できずにいた」

・AMX40と《アヒルちゃん》と《ゆるキャラ》と《目立つ塗装》と《理論値の時速》と「World of Tanks」と

アッシュアームズにおけるAMX40にはキャラクターデザインやスキル名称・効果などさまざまな面において、
「World of Tanks(Wargaming.net開発, 2010年公開)」という主にWW2における戦車を操縦して戦うマルチ対戦ゲームのネタが取り入れられている。

まず大前提として、この「World of Tanks」ではAMX40は世界中においてアヒル(Duck)というあだ名で呼ばれている。
どのくらい認知度が高いのかと言われれば「World of Tanks」ゲーム開発公式が「このAMX40はユーザーからDuckと呼ばれています」と明言するレベルである。
なぜそうなったのかというと後述の通り「World of Tanks」内でAMX40が特異な性能をしているというのもあるが、
それ以上にこのAMX40は周囲の戦車を見渡せば砲塔こそ丸くとも通常は平べったい装甲で車体が形成されているのに対し、
「車体も砲塔も何処を見ても丸々としたムチャクチャ目立つ形状」をしているのである。実際にどういう形状であるかは画像検索をしていただきたい。
そのかわいらしい見た目、特に砲塔部分がアヒルの頭に見えるということでアヒル戦車として呼ばれるようになったのであった。
戦場でシルエットだけが見えたとしてもAMX40を見間違えるのは難しいレベルで目立ちまくっているうえ、「World of Tanks」でのAMX40の特異な性能を再現するため、
塗装は普通のものなのだが「ゲーム中で見間違えられないほど目立つシルエット・機体性能」を表現するために《目立つ塗装》が武装スキルに存在しているのだと考えられる。

「World of Tanks」では搭乗してプレイするのが辛いといういわゆる「苦行戦車」のうちの1つであり、
他にあだ名が有名な戦車といえばリー先生、または「DurchbruchsWagen 2」のD.W. 2という略称に引っ掛けたデスワゴンとかいう不名誉なあだ名が広く使われている。
そんな苦行戦車にもかかわらずなぜアヒルちゃんとして親しまれているのかと言われれば、
ぶっちゃければ「フランスってそういうもんだし大多数にとっては別に乗らなくてもいい」というところが大きいだろう。……割と酷い言い草だな…。
M3 リー」は「M4シャーマン」と「M26 パーシング」を開放するためには搭乗が必須であったし、
「D.W. 2」は「V号戦車パンター」の開放には必須、「VI号戦車ティーガー」の開放には必須ではないが重戦車ツリーの頭に存在するため知らずに進むと地獄が見えていた
これら知名度の高い戦車に乗りたい多くのユーザーにとっては「乗りたい戦車を開放するためには弱かろうと乗らなければならない」という面があるため、どうしてもヘイトを買うのであった。
しかしリー先生のほうは「あくまで戦車ツリーなのになぜか駆逐戦車みたいな仕様とステータスをしている」というだけで、
むしろスペックは十分に高い部分を持っているためあまりヘイトを買うことがなかった。「先生」と呼ばれる所以である。
そしてAMX40は「そもそも全体的に知名度の低い戦車揃いであるし何処を向いても癖が強すぎるフランスなのだから」という認識があるためそこまでヘイトを買うことがないのである。
同世代のフランス重戦車B1戦車もお世辞にも強いとは言えず、むしろ苦行とされている戦車だがAMX40と合わせて「アヒル親子」だのなんだの呼ばれていたりする。
B1戦車の後ろに付いて移動する様はまさにカルガモ親子と言って差し支えないのではないだろうか。

他のDOLLSと組むなら、やはり背が高くて頼りになるお姉さんがいいですね。集中砲火が怖いので、ずっと大きい背中に隠れていたいです……。

なお過去形であることに気がついた代理人諸兄もいるかも知れないが2020年4月21日のアップデートで「World of Tanks」における開発ツリーが見直され、
これら「苦行戦車」はまとめて「コレクション車輌」なるカテゴリに移動した結果シャーマンティーガーのために乗る必要がなくなった」のである……
が、より実装車両数の少ない日本ですら苦行戦車が「コレクション車輌」に送られたにもかかわらず愛されアヒルちゃんは変わらず開発ツリーに残ることとなった。可愛いは正義。

あ、はい、私はアヒルが好きです。だってかわいいじゃないですか、見た目も動きも。DUCK AND COVER(伏せて、自分の身を覆え)って言葉も結構気に入ってます。

さて、そんな「World of Tanks」内におけるAMX40の詳しい性能だがまずこちらでは軽・中・重戦車のうち軽戦車に分類されている。
通常、この軽戦車というものは隠れている敵戦車を見つけ出し味方戦車に報告するといった役割を担う。
「World of Tanks」には「隠蔽率」というステータスが存在しておりこれが高いほど敵戦車から見つかりにくく、
「視界範囲」が高ければ高いほど敵戦車を見つけやすく、「速度」が高ければ高いほどいち早く有利なポジションを押さえることができる。
軽戦車はこれらのステータスが総じてこれが高いため偵察役として適任であり、これらは中戦車のほうが低く、重戦車はより低くなっている……のだが。

まずAMX40は「隠蔽率は同世代軽戦車の中では最低、中戦車と比較しても下から数えたほうが早い」という欠点を持つ。
《目立つ塗装》が武装スキルに存在しているのは「隠蔽率が低く中戦車並に見つかりやすく狙われやすい」という部分を再現しているとも思われる。
さらに「最高速度」は50km/hと同世代軽戦車と比較しても遜色ないスペックをしているのだが、
「重量比出力が同世代戦車どころか駆逐戦車・自走砲を含めても最下位クラス、全重戦車より下」という問題を抱えているため、
「馬力が足りず加速が不十分、非整地や登り坂に弱く最高速こそ50km/hだが実質的な時速は良くて20km/h、悪ければ10km/h出るかも怪しい」という欠点も抱えてしまっている。
これは同世代の中戦車どころか重戦車すら下回る悲惨さである……。戦闘開始から前線にたどり着くまでがまず困難なのだ。
実際しょっちゅう味方車両に置いていかれるし、ヘタをすれば前線に辿り着く前に試合の勝敗が決していたりもする。

あ、あれ? みんな進んでる? 私もついていかないとダメですか!?
何年も現役でDOLLSやってますが、恥ずかしながら、出撃任務で勝った試しはほとんどありません。災獣に遭遇する前に撤退したこともあったくらいです……。なので、私はまだまだ新人なんです。

しかしそこはゲームというべきか、「他の軽戦車など快速戦車に後ろから押してもらって重量比出力を向上させることで巡航速度を加速させる」というテクニックがある。
効率だけ見れば中戦車に押してもらうのがいいのだが、実際には味方と進行先が被りそうで手持ち無沙汰な軽戦車に押してもらうことが多い。
《理論値の時速》はそういったステータス詐欺といえる最高速を名称に、ブーストという小技の再現をスキル効果のネタに取り込んでいると思われる。
整地での長距離走ならかなり早いのだが……。ちなみに前進速度と比較すると後退速度は20km/hと結構速めだったりする。

背は高くないのですが、かけっこならそれなりに速いんですよ。足を速く動かすのは得意なので。
速度はとても重要です。勝てる見込みがない時、迅速に撤退しなければなりません。も、ももちろん、勝てるなら、私だって……勝ちたいんですよ?

ついでにアッシュアームズのゲーム中ではそんなことはないのだが「World of Tanks」におけるAMX40の主砲の貫通力はかなり低い……
というか同世代の戦車の中ではB1戦車」についで下から2番めの低さである。敵車輌の傾斜していない薄い装甲部分など弱点をよく狙う必要があるのだ。

ううぅ……ちゃんと弱点を狙わないと、ちゃんと弱点を狙わないと……!

逆に長所として「装甲」は非常に高い…というか同世代では「B1戦車」含めた重戦車を差し置いて「マチルダ中戦車」に次いで2位の装甲の厚さである。
なおマチルダのほうもAMX40より下の「重量比出力」であるなど悲しみを背負っている部分がある
それに加えてAMX40独特の丸さと傾斜装甲も相まって同世代の中では最も貫通されにくい戦車と言っても過言ではないだろう。軽戦車とは?
そういった装甲の硬さを表現するためか、アッシュアームズにおける最終的なAMX40の「装甲」の高さはVI号戦車ティーガー」や「IS-2」などの重戦車より高い
それどころか専属アズバン石「アヒルちゃん」を搭載すると2023年9月現在、全DOLLSの中で最も「装甲」が高くなるアヒルちゃんスゴイヤッター!
……と2024年1月までは最高の「装甲」の高さを誇っていたのだが、残念ながら重戦車「ティーガーII 初期型の実装に伴い1位の座はそちらに譲ることとなってしまった。

その「装甲」の高さは「World of Tanks」における「体当たり(Ramming)」にも有効である。
「World of Tanks」には「体当たり」攻撃が実装されており、「体当たり」による攻撃は徹甲弾などよりも遥かに「搭乗員」や「弾薬庫・履帯・エンジンなどのモジュール」にダメージを与えやすいため、
主砲を撃ち切ってしまったが逃げ足の早い軽戦車などの敵車両に対し次弾装填まで待っていられない場合などは「体当たり」を行うのは「World of Tanks」ではよく見られる光景である。

うわ、すみません、ぶつけてしまいました! え? わざとぶつけてきた、ですか? はえ?

が、AMX40は軽戦車であるものの「体当たり」ダメージの軽減は「装甲」の高さそのままが有効であるため先述の通り「装甲」の高いAMX40は被害をかなり軽減することができる。
特に自走砲など「装甲の薄い車輌が最高速のAMX40から体当たりを喰らえば搭乗員とモジュールが壊滅して全くの行動不能に陥り最悪はそのまま爆散擱座する」ことがある。
実際には最高速でぶつかることなどまず無理なので至近距離で走り回る軽戦車にヤバレカバレでぶつかりに行くことのほうが多いのだが
砲身や弾薬庫、搭乗員が全損とまでは行かずとも履帯などは大破することが多いため相手車両の移動を阻害は十分に期待できるなど、
これらの「World of Tanks」における「体当たり」をスキル効果としてネタに取り入れたのがAMX40の固有スキル《マシンアンカー》だろう。
先述の通り「体当たり」によるダメージは「装甲」によって軽減されるため、「装甲」の低い敵ほど大被害を受けるというわけである。

頭を使って戦えってことは……敵に頭突きをくらわすってことですか!? ちょっと難しそうですが、今度やってみます!

でもこれは多分そういう意味の発言ではないと思うよ。よくある勘違いだけど。

そ、そういう意味だったのですか!? ご、ごめんなさい、勘違いしてました……本当にごめんなさい!

・《卓球の名人》

「《卓球の名人》とはなんじゃい?」と思われるかもしれないし実際筆者もそう思っていたのだが、恐らく中国語で卓球を表す単語「乒乓球」に由来するのではないだろうか。
「乒乓」の読み「ピンポァン」がそのまま日本に輸入された結果が「ピンポン球」である。意外と身近。
そしてこの「乒乓」、卓球だけでなく「銃声や爆竹などが連続して鳴り響くバンバンといったような擬音」も意味するようである。
つまり「World of Tanks」では「敵車輌に攻撃されたらこちらが攻撃し、こちらが攻撃すれば敵車輌が攻撃を行うターン制」と言われるような戦闘バランスとなっており、
敵車輌からの攻撃が貫通しなければ即座にこちらが反撃を行えるという部分をスキル効果に、
そしてこれを卓球のラリーに準え、同時に砲撃をやり取りする擬音としての意味も踏まえて「乒乓」をスキル名称に当てたのではないだろうか。

災獣に攻撃されるのはものすごく怖いんですよ。ちゃんと防げるってわかっていても、バンバンバンってARMSを叩かれる音は特に不気味で、耳鳴りがしそうです。

・《マシンアンカー》

マジックアームのようなものをにょいーんと伸ばして敵をキャッチ、手前まで引き寄せるという効果を持つこの固有スキルだが、
「グラップリングフック(Grappling Hook)」と称されるこのようなガジェットは様々なゲームにおいて似たようなものが存在しており、
一般的に最もイメージされやすいものは任天堂の「ゼルダの伝説」シリーズに登場するフックショットであろうか。
アクションゲームやFPSに造詣が深い代理人諸兄ならば「Apex Legends(Respawn Entertainment開発, 2019年公開)」のパスファインダーを想像するかもしれない。

こうしたフックやワイヤーなどが電子ゲームに登場したのはかなり古く、
調べた限りではコナミが1983年に発表したアーケードゲーム「ロックンロープ(ROC'N ROPE)」が初出ではないかと思われる。
このゲーム中においてプレイヤーはフックを発射して着弾点までロープを張ることができ、設置したそのロープを伝うことで対岸に移動することが可能となっている。
とはいっても「通行可能な道を作る」というような仕様であるため、あまりフック移動というイメージは湧かないかもしれない。
その後1987年にカプコンが「トップシークレット」というアーケードゲームを発表すると、このゲームにおいてプレイヤーは明確に「フック(ワイヤー)で様々な移動が可能」となった。
上方向への移動はもちろんのこと、斜めにワイヤーをかければブランコのように移動して宙を舞い、そのまま敵に体当りしたりアイテムを引き寄せるといったことも可能である。

さて、それに派生して「敵にフックを引っ掛けて引き寄せる」といった挙動がどのゲームで生まれたのかと言われると筆者が無知故に分かっていないのだが、
少なくとも「モータルコンバット(Mortal Kombat, Midway Games開発, 1992年発表)」という格闘ゲームまでは正確に遡ることができる。
カプコンが1991年に公開した「ストリートファイターII」に影響を受けて開発されたこのグロ表現で有名な格闘ゲーム、
「スコーピオン(Scorpion)」というキャラクターには「Get over Here」という「ロープの付いた槍の穂先を敵に投げつけ命中すれば自身の目前まで引っ張る」という技が用意されている。
「モータルコンバット」は日本でこそマイナーなゲームだが海外では大変にメジャーなゲームシリーズとなっており、これがオマージュされて更に派生することとなる。

続いて2002年にBlizzard Entertainmentが「Warcraft III: Reign of Chaos」というRTSを販売すると、既に原型は存在していたMOBAというジャンルのMODが2003年に公開される。
それこそがMOBAの火付け役とも言える「Defense of the Ancients(通称DotA)」であり、このMODが2004年にアップデートされた際に「パッジ(Pudge)」というキャラクターが追加された。
パッジのアビリティ「Meat Hook」にも「敵にフックを投げつけて命中した敵を引き寄せる」という効果があり、
引き寄せる際のセリフ「Get over here」はモータルコンバットのスコーピオンの技名をそのままオマージュしたものとなっている。
さらに同じくBlizzard Entertainmentが2016年に発売したFPS「Overwatch」において「ロードホッグ(Roadhog)」というキャラクターがおり、
このロードホッグもまた「敵にフックを投げつけて命中した敵を引き寄せる」アビリティを有しているうえ、英語版では「Come over here」というセリフが用意されている。
スコーピオンの技のセリフでは「Get over here」だけでなく「Come here」とも発していたため、こちらの2つを合わせたものだろう。
(またモータルコンバットだけでなくDotA自体もMOD発表から現在におけるまでBlizzard Entertainmentのものではないためそのまま使用することに問題があったのかもしれない)
こうしてDotAからさらに派生した「League of Legends(Riot Games開発, 2009年公開)」などこれらのゲームが世界的に有名となった結果、
「グラップリングフック」もまた世界的によく見られるガジェット・アビリティの1つとなったのである。

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お名前: Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White


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Last-modified: 2024-11-19 (火) 03:38:36