DOLLS/DOLLS一覧/攻撃機/Ju87G_スツーカ

Ju87Bを特殊改造することで入手可能な軽攻撃機。
爆弾を撤去し、代わりに37ミリ機関砲を搭載したことで地上攻撃の方法が変化した。
特筆すべきはその固有スキル『二重打撃』であり、地上の同一目標に対し二連続で射撃攻撃を仕掛ける。
1ターン中に与えることができる合計ダメージ量がほぼ倍加するわけだが、このスキルの真価はそこではなく手数が倍になることにある。
なんと3機で攻撃しても射撃数は6回と、本来なら★4突破状態でなければ到達不可能な回数で攻撃可能。
もちろん本機を★4にすれば攻撃回数は倍増し12回、★5ならなんと18回もの打撃を叩き込むことが出来る。

このスキルが持つ利点は複数存在する。
まず、本作における攻撃を受けたことが条件になっているパッシブスキルや警戒は、実際は大半が攻撃終了時ではなく行動終了時に判定が行われる（待機や、範囲内に入ることがトリガーとなる警戒のことを考えると分かりやすいか）。
それにより遊猟種の持つ「堅牢」や対空警戒を一回分無視して攻撃することができる点。
次に、前述したとおり攻撃する回数が増えるので、編成数の多い相手はもちろんのこと、本来の火力値ならば削りきれないような耐久が高い相手も小隊数を削ることができる点。
更に、攻撃をする直前までに受けたバフ効果が両方の攻撃に適応されるので、インテリフレームの深淵ノ悲嘆やI-16-5の整備士などの条件付きのバフを最大限利用することができる点。
そして、これらの強みを持っていながらも長射程かつAP2とCP5という固有スキルとしては標準的な消費であるという点。
本DOLLSは高火力かつ高命中な軽攻撃機であり、AP5かつCP0である。
これらを踏まえるとこの固有スキルは運用面での制約が少なく、それでいて大きなリターンを持っており、かなり強力と言えるだろう。

この他にも強みは存在する。
本DOLLSは同じスツーカの改1派生でありながらも、ダメージに影響する面全般でD型に勝っている。
対地火力はもちろん対空火力も高水準なため、陸空両方に対し強力な攻撃を行うことができる。
特に対地型で使用可能な巡行反撃は、回数が実質無制限かつ条件が自身への攻撃に限定されていないため相性が抜群に良く、軽型でありながらも複数の敵に大打撃を与えることが可能だ。

ただし難点もしっかり存在している。機動・反応の貧弱さである。
なんと同じ改1の中爆撃機と比較した場合、反応面では大抵負け、機動面でも負ける可能性が無きにしも非ず、という程度には低い。
装甲面でも所詮軽型といった具合なのでかなり撃たれ弱い。特に範囲攻撃や対空警戒にめっぽう弱い。
小隊数が多いというのは火力が削れやすいということでもあり、火力を失った本機は意義を失ってしまうため、運用面でかなり注意する必要があるのだ。
反応の低さがそれを助長する。行動順が遅くなる、つまり味方が先に攻撃した敵を攻撃することになるため、ダメージが無駄になりがちなのだ。
例えば味方よりも先に反撃できないというのは味方の反撃を無駄にしてしまう場合もあるので、しっかりと考えなければ倒せたはずの敵が倒せなていないという場面も十分ありうる。

以上を踏まえると、アタッカーとして優秀ではあるがそれ相応の難しさを持ったDOLLSであるといえる。
特に敵の弾幕が激しくなるハードモードなどのような余裕がない面でこれは顕著になるだろう。
しかし強みをしっかりと活かせる場面で輝くことは間違いなく、故に編成におけるキーパーソンの一つになりうる、かなり魅力的なDOLLSだ。
開発許可書を使うだけの価値は十二分にあるだろう。

• 禿鷹の初陣>インテリフレーム#u2a3e055
  • 大規模イベント「悪夢ノ直角前哨戦」?にて実装された、事実上の専用インテリフレーム。
    初回攻撃時に限り会心率が大幅アップ（レベル2で100%、レベル3で2回目まで発動）するほか、対地火力アップ(小)が永続付与される。
    ちなみに小隊の攻撃すべてがクリティカル化するわけではないので、レベル2以上で火力が2倍になるわけではないため注意。
    それでも目に見えて与ダメージが向上するため、前衛に居座る重型の敵やボスの速攻に有用。
    なお会心アップは対空攻撃でも発動するが、反撃はこのスキルが発動しない。
    対空戦をすべて巡行反撃で処理すれば、対空火力を活かしつつ、初回の対地攻撃を行うまでスキルを温存することができる。
    他のフレームを採用する明確な理由がなければ優先的に装備させたい。
    ただし、Lv3を発動させるための紫11青5が中々に重く、条件を満たすためには青か紫どちらかに+5を1つ以上か、紫に+4を2個以上用意が必須。
    また基本的にプラスの数値の大きい人格インプラントを複数使用が前提となるため、ステータスアップがやや低くなってしまうという欠点も発生する。
    ステータスアップを優先したい場合は専用装備に拘らず他のインテリフレームに切り替えよう。

• 深淵ノ悲嘆
  • 同じく会心率を補強できるインテリフレーム。発動条件に誤記があり、正しくは「敵の小隊残存数が自身より少ない場合」で会心率が上昇する。
    『狩猟規則』『重型特攻(陸)』の存在から小隊数1の重型ボスへと攻撃する機会が多いため、シナジーは高い。
    専用フレーム『禿鷹の初陣』と比較した場合、こちらは条件を満たせば毎回発動するため、重型の敵が多数登場する戦闘向き。
    また青の混ざる禿鷹と違い、紫インプラントで統一できるため、重撃を最大限伸ばすこともできる。
    前述の通り打たれ弱いため、小隊数の漸減には注意。脅威度の高い軽戦闘機などと併用したい。

• 勝利の追撃
  • 『二重打撃』による1回目の攻撃で敵小隊を漸減した場合、火力アップが2回目の攻撃に反映される。
    また『巡行反撃』と『二重打撃』のおかげで攻撃回数は多くなるため単純に相性が良い。
    ボスドロップやイベント交換のフレームに比べて圧倒的に入手が容易なため、
    フレームが揃わないうちはとりあえず持たせておいても問題ないだろう。